前々から気になりつつもずっと棚上げにしていた作品がこれ。庵野秀明氏が監督した実写版「キューティーハニー」。アニメ版は子供の頃にテレビで観ていて、当時の小学生にとっては同じく永井豪原作の実写版「ハレンチ学園」や手塚治虫の「ふしぎなメルモ」と共に、本格的な性の目覚めを迎える前の小学生のエロ心を刺激する作品でした。
で、この実写版「キューティーハニー」ですが、開始5分でギヴアップしそうに。けどそこをなんとか踏み留まって最後まで。10数年前に観た実写版のルパン三世「ルパン三世 念力珍作戦」と同じく、中盤あたりまで渦巻いていた「これ一体どう楽しめばいいの?」というモヤモヤに自分なりの答えが出たあとは結構楽しめました。
さすがに2004年の作品ということで CG のクオリティーが低く、「やりたいこと」と「できること」に著しい落差を感じる作品でしたが、脇を固める俳優陣のキャスティングも素晴らしかったし、もう少しお金と時間をかけることができていれば、ひょっとすると大化けしていたかも‥‥時代がちょっと早すぎたのかも知れないですね。今ならさしずめ「シン・キューティーハニー」としてリブートできていたでしょうに。
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