セスキでサラサラを取り戻せ大作戦

以前「リモコンがネチョリンコン」という記事を書きましたが、実はその後、久々に折りたたみ傘を引っ張り出して来たら、取っ手部分がリモコン同様ネトネトになっていました。どちらも表面がゴムのような素材でコーティングしてあり、本来はサラッとしています。こんなネトネト傘、とてもじゃないけど差す気になれません。

「何とかしなきゃ」ネットで調べてみると「重曹でサラサラに戻せるよ」という情報が。重曹って凄いよね。重曹が何者なのかイマイチわかってないんですが、調理にも使われるくらいですから、もちろん人体にも無害でしょうし、何より安価なのが素敵です。その重曹でキレイにできるのなら試すしかありません。

が、あいにく我が家には重曹がありません。調べてみると「重曹を濃厚にしたのがセスキである」的な事が書いてありました。以前お掃除用に買ったセスキなら戸棚にあります。ということで、セスキでチャレンジ。患部にセスキをシュッシュしてティッシュペーパーで覆い、さらにサランラップで包み込んで1時間ほど放置。

まず傘の方を開けてみると、表面が油っぽくギトギトしています。そのギトギトを水で湿らせたウエスで何度も丁寧に拭き取り、最後に水洗い。素晴らしい! サラサラ感が見事に甦りました。これに気をよくしてリモコンの方を開けると、見た目からしてさっきの傘と全然違っていました。表面が乳白色に変色し、溶けたようにドロドロしています。これはちょっと手強そうです。

さっきと同じ方法でそのドロドロを拭き取ろうと頑張りましたが、かなり深部まで溶けているようで、拭いても拭いてもサラサラになりません。こうなると途中で諦めるわけにもいかず、結局表面のゴム部分をすべて除去するしかなくなりました。そして最終的には、全面プラスチックの普通のリモコンに生まれ変わりました。

パッと見似たような症状であっても、進行の度合いや、素材のわずかな違い、薬剤を浸透させる時間などによって上手く行ったり行かなかったりするのかも知れません。残念ながらリモコンの方は、元の質感を取り戻すことができませんでしたが、ちゃんと使える状態になったので良しとします。

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