マトリョーシカの鍵


空き部屋のドアノブに大きな錠前らしきものがぶら下がっていて、「これ何だろう?」と、ずっと思っていた。見たところ番号を合わせて開ける錠前のようだが、この錠前が掛っているおかげでドアが開かなくなる‥‥というワケでもなく、この錠前が付いていようがいまいがドアノブを回すことは可能だ。調べてみたら、どうやらコレは「鍵を入れておくための箱」らしい。番号を合わせて箱を開き、中から鍵を取り出し、その鍵でドアを開ける。なんとも七面倒くさいカラクリだが、検索してみると同様の鍵箱が何種類も売られていた。たぶん不動産屋など、特定の人達にとっては都合のいい道具なのだろう。或いは、もしかしたら何らかの理由で「どうしても鍵を持ち歩きたくない」という人も使っていたりするのかな?
 

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