‥‥で メイン・イヴェントの時間がやってまいりました。まずは泉鏡花記念館学芸員/穴倉玉日女史 イラストレイター/中川学氏 アニメイション作家/青木香嬢 による鼎談コーナー。鬼軍曹穴倉女史から繰り出されるダメ出しに プロの誇りを胸に 締切りギリギリまで必死に食らい付いて行ったクリエイターたちの 血と汗と苦悩の感動巨編。そんな「今だから笑って話せるけどね」的な制作ウラ話がポンポン飛び出し ちょっと身につまされながら楽しませてもらった。
トークショーの後は休憩を挟んで山口智さんのライヴ演奏。化鳥の映像をバックに西欧の打弦楽器ハンマーダルシマーとキーボードを操りながらの即興演奏だ。山口さんの演奏を初めて聴いたのは 2005年の冬の京都。個展「京都慕情」開催中の瑞泉寺だった。kobouzuさんの声明とのコラボレイションにはとても興奮した。僕がkobouzuさんと初めて会ったのもあの日。思えば随分長いお付き合いになるんだなぁ‥‥
そうそう アニメイションの感想も書かなくては。優作の作品は今までいくつか観てきたが 正直唸ったね。ま 今回はオリジナル作品ではないわけで 元となる「絵本 化鳥」の世界観を壊す事なく 独自の解釈や脚色をなるべく加えずに描かなければならなかっただろうから 当たり前 と言えば当たり前の事なんだろうけど ど真ん中への直球で勝負を仕掛けてきた印象。しかし 直球だけで観る人を満足させるのは簡単な事ではない。なるほど そうか それができる人だったんだな。と 認識を新たにした。
アニメイションもトークも音楽も素晴らしかった。っていうか あの夜のすべてが素晴らしかった。僕がちょくちょく大阪に遊びに行くようになって4年ぐらいになるだろうか。あの夜ふと思った。きっと僕は大阪が好きなんじゃない。そこで出会う人たちが好きなんだ。人と人が繋がっていく奇跡の瞬間に立ち会う事の面白さを教えてくれた人たちに感謝しなきゃな。もしあの時 そこに あの人とこの人が来なかったら この作品は生まれなかったし 今日ここで僕が「ご無沙汰してます」「はじめまして」という言葉を発する事もなかったんだよな。みたいな事を。
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