SHŌGUN 将軍(2024年/アメリカ)

アメリカのドラマ「SHŌGUN」全10話を観終えました。実は観始める前、予告編やプロモーション動画を観た時点で「こりゃ国産の時代劇を軽く超えちゃってるな」という印象を持っていたんですが、観終わってみるとやっぱりその通りでした。僕は戦国時代に詳しくもなければ、とりたてて興味があるわけでもないので、舞台設定がどうの時代考証がどうのってことについては何も言えませんが、とにかく映像密度の高さや音楽の使い方、容赦の無い描写などは、1970年代以降の日本のドラマ、いや映画ですら足もとにも及ばないクオリティーでした。

昨年12月から年を跨いでアメリカで公開された「ゴジラ -1.0」も今回の「SHŌGUN」も舞台は日本。海外の人々にとってはどちらも字幕をたっぷり読まなきゃならない作品です。そんな作品がこの短期間に立て続けにアメリカで成功を収めた背景には、もしかしたら最近ハリウッドが患っているポリコレ病(Political Correctness Syndrome)の影響があるのでは? と勘ぐってしまいます。

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