手間だし必要があるわけでもないのに、丸くせずにはいられないのです。それがあの頃のモダン建築のトレンドだったのかも知れませんが、時代が何周か巡った今それを見ると、それは決してレトロという言葉だけでは片付けられないカッコよさと可愛らしさを湛えているのです。
▼下の建物には取って付けたようなちょっと弱気な角丸デザインが施されていますが、どうやら時代的にはせんい団地の他の建物より少し後に建てられたもののようでした。角丸トレンドが終焉に差し掛かっていた頃なのかも知れないですね。
▼この建物などは丸みの極地です。どうしてもカマボコ型の外壁に目が行きがちですが、窓ガラスもサッシも角丸。よく見ると門扉の角まで丸く落としてあります。
▼最後の窓は打って変わって直線的ですが、5角形のガラス戸2枚を並べて6角形の窓を構成しています。見たところハメ殺しではなさそうですが、この窓って一体どんなふうに開くんでしょうかね?
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