ターコイズの誘惑。コーヒーには陶器。

一目惚れから2年? いや、もしかしたら3年ぐらい経っているかも知れません。けど既にうちにはマグカップが幾つもあって、コレを迎え入れる余地がありませんでした。でもねぇ、店で目が合う度に誘惑してくるんですよ。色、質感、持ち心地、堪らないんです。で、今回ばかりは白旗揚げました。僕の負けです。これ多治見の光陽陶器という会社が販売している「クシ目削ぎ」のマグカップです。

このマグカップはオモテ面に釉薬が塗られておらず、艶がなくザラッとしていて指で撫でると「カサカサ」っと音がします。そんな所も好みです。これと同シリーズのマグには黒、ベージュ、茶色などのカラーバリエーションがありますが、僕が見た限りでは釉薬なしのザラッとしたタイプはこのターコイズブルーと黒だけで、他の色は全体にツルッとしていました。

僕が今まで使っていたのはどれも磁器のマグでしたが、これは陶器です。磁器には磁器の良さがありますが、僕はどっちかと言うと陶器を好みます。手に持った時、唇に当てた時の感触がソフトで温もりを感じます。磁器よりデリケートな面があるので洗う時はちょっと気を遣いますが、もし欠けが生じたとしても断面が鋭利になりにくく、ちょっとした欠けならそのまま使い続ける事ができます。僕が今使っているご飯茶碗なんか欠けだらけです(苦笑)

そしてこのマグカップの特筆すべき点はその軽さです。試しに重さを量ってみたら200グラム。今まで使ってきた中で1番重いマグが500グラムでしたから、なんと半分以下です。でも思い込み満載で言わせていただくと、重量以上の違いはこれで飲むコーヒーの味なんです。もしこれが紅茶なら磁器の方が合うかも知れませんが、コーヒーにはやっぱり陶器の方がシックリ来るんです。

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