自我からの解放

僕は自分の書く字や描く絵があまり好きじゃないので、わざとペンのお尻の方を持って手首を机から浮かして書いたり、利き腕ではない左手で描いたりして、その不器用な線を面白がる事がありましたが、年齢を重ねたおかげで、わざわざそんな技を使わずとも、煩悩まみれの忌まわしき自我から解放される術を手に入れる事ができました。「老眼鏡をつかわず裸眼でかく」という実にお手軽な技です。

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