そう「ベテランになればなるほど知らない」って事は多いんです。

僕のデザインの仕事は、Adobe Illustrator に寄るところが大きいんですが、まさにこの「10倍ラクする Illustrator 仕事術」という本の副題にある通り「ベテランほど知らない」って事が多い気がします。



僕が Illustrator(通称:イラレ)を初めて使ったのは1990年代の中頃で、当時のイラレはカラーでプレビューしながらの作業もできないぐらい原始的なアプリケイションだったんですが、アップグレードを重ねる度に確実に使い安くなり、できる事も多くなって行きました。ただ、僕のいた出版業界においては、印刷屋さんの環境がその進化に着いて行く事ができず、最新ヴァージョンを実戦投入できない‥‥という時期がかなり長く続いた事もあり、僕のスキルは古いヴァージョンでの足踏みを余儀なくされました。

新しい機能に興味はあるが実戦では使えない‥‥というジレンマを抱える中で「古い機能とスキルで何とかするしかない」という、ある種の諦めが芽生え、徐々に新しいヴァージョンに対する好奇心が薄れて行きました。今ではアピアランスの設定で簡単に作れる袋文字も、文字を重ねて線と塗りをゴニョゴニョして作ればいいじゃん。「アピアランスって何よ?」「スウォッチって何? それおいしいの?」てな具合でした。

まさにこの本は、そんな僕のために書かれたような1冊です。
 

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