↑この扉の上には「TELEPHONE」という文字の跡がありました。以前はこの個室の中に電話が置かれていたんでしょうね。
この入口の上には「BAR」という文字の跡が残っていました。中を覗くと、決して広いとは言えない奥の部屋にはカウンターらしき物が見えます。氷のカランカランという音とポマードの匂いがしてきそうです。
面白いのは、広間とバーの間に、真っ黒なモザイクタイルで覆われた円筒形の狭い空間があること。見上げると天井近くにカーテンレールが見えます。おそらく円筒形の空間とバーの間はカーテンで仕切られていたのでしょう。
この黒い空間は、まるで宇宙船の船内と船外の間に設けられたエアロックのような、あるいは食品工場に出入りする時に通るクリーンルームのようにも見えます。もしかして、それに似た役割を果していたんでしょうかね。
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