THE LAST SAMURAI(2003年/アメリカ)

 僕の心配が見事に的中。かなり辛いシロモノだった。ファンタジーと割り切って楽しもうにも これはあまりにキツかった。幕末の侍が鎧甲を身に付けてるなんて 大砲やガトリング砲を相手に刀と弓矢で戦うなんて そのうえ英語がペラペラなんて おまけに忍者まで登場するなんて‥‥だいたいそれ以前に日本が日本に見えない。いくら何でもニュージーランドでロケしちゃいかんでしょ。と ツッコミどころが満載過ぎて苦笑いのまま顔が固まってしまった。

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 この作品のどこがどんな風にヘンテコなのかについては かつてサエキけんぞうさんが「ほぼ日刊イトイ新聞」内に持っていたコーナー「 虚実1:99 総武線猿紀行」の過去アーカイブ「え、その場面ホント?『ラストサムライ』を2倍楽しもう!」(掲載:2005年1月〜3月)をご覧ください。サエキさんのお兄さんでもある国文学者の佐伯真一さんが興味深いツッコミを入れていらっしゃいます。

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