BEETLEJUICE(1988年/アメリカ)

 「ビートルジュース」を観た。まさにティム・バートン節炸裂! 面白かった。ビートルジュースと言っても「カブトムシの絞り汁」の事ではない。おそらく「BETELGEUSE(ベテルギウス)」の英語読みが「BEETLEJUICE」なのか、もしくはそれをモジったんだろう。登場人物の名前だ。でもこの奇妙な名の男が主役。というワケではない。飛びきりインパクトがあって印象に残りまくるが主役じゃない。このビートルジュースを演じているのがマイケル・キートン。僕にとってマイケル・キートンは、同じくティム・バートンが監督した「BATMAN」「BATMAN RETURNS」でバットマン(ブルース・ウェイン)を演じた男優であり、どうしてもブルースの印象が強かったんだけど「ビートルジュース」での彼は全くの別人だった。っていうか元々がゴースト役なので1度も素顔を見せる事がなかったんだけどね。しかしまぁブッ飛びお下品&お間抜けクレイジー極まりない役どころを見事に演じきってましたなぁ。

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 ちなみにこの時代のティム・バートン監督作品を時系列に並べてみるとこうなる↓(Wikipediaから抜粋)
1988年『ビートルジュース』Beetlejuice
1989年『バットマン』Batman
1990年『シザーハンズ』EDWARD SCISSORHANDS
1992年『バットマン・リターンズ』Batman Returns
1994年『エド・ウッド』Ed Wood
1996年『マーズ・アタック!』Mars Attacks!

 「ビートルジュース」は、テイストとしては僕の大好きな「マーズ・アタック!」に近い作品だった。グロテスクで奇妙で異常で残酷なんだけど笑える。そして何だかんだあっても結局ハッピーエンド。けど、もし「ビートルジュース」にも「マーズ・アタック!」並みの脳天気なエンディングが用意されていたら、何度も観たくなる作品になったかも知れないな。




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