無題

　「しなければならない・してはならない」はこの世に存在しない。僕はそんな極端な考え方の持ち主なので、闇雲にルールを押しつけたり押しつけられたりを嫌う。そんなものに翻弄される暇があったら「した方がいい・しない方がいい」を自力で考えろ！って派。そして「それに必要なのは想像力なんじゃない？」って思ってる。

　「想像力」って言うと漠然としてるけど「こうしたらこうなる」「こう言ったらあの人はこう思う」の精度を、自らの恥ずかしい過去や、痛い経験を元にちょっとずつ上げて行くしかないんじゃない？ って話。（うまくいった経験もたまには参考になるけど）

　もちろん僕自身それがちゃんとできている自信などこれっぽっちも無い。その証拠に「書かない方がいいかもしれない事」を今ここに書いてしまってるわけだし、自分の人生を振り返ってみても、同じ場所の同じ石に何度もつまずいている。

　恐ろしく推敲を重ねてここまで書いたけど、言いたい事は言えてないし、喉の小骨は刺さったままだ。でも自分の事を棚に上げ、多少の矛盾は無視しつつ、完全にリミッターを外して書けば、実は至極簡単で「ちったぁ空気読めや」で済んじゃう事だったりする。