戦国野郎

 僕が初めて観たこの人の作品は「大誘拐」だった。「これ作った人スゲぇ」と思った。どんな人が作ったのかと思ったらお爺ちゃんだった。2度ビックリした。こんなにスピーディーで軽快でトボケたコメディーが作れる爺ちゃんってどんな人だろう‥‥と思い、それ以来「EAST MEETS WEST」「日本のいちばん長い日」「江分利満氏の優雅な生活」など、何本かの岡本作品を観た。コメディーばかりではないけど、一貫していたのは「乾いた客観性」とでも言えるような独特のタッチだった。

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 で、今回観たのが「戦国野郎」。うん。まさに岡本喜八! コミカルなセリフ回しと日本人離れした演出。スピーディーな展開とアイディア満点の絵作り。時代劇は苦手。興味ない。って人もまぁここはひとつ細かいことなど気にせず観てちょーだい。どの役者もいい味出してるよ。時々見せる加山雄三のコミカルな演技は、普段との落差があり過ぎてちょっと痛い(笑)でももしかしたらその痛さまでもが監督の思惑の内なのかもしれないな。あ、そうそう。ポスターはカラーだけど本編はモノクロです。

大誘拐 ■EAST MEETS WEST ■日本のいちばん長い日 ■江分利満氏の優雅な生活




コメント

  1. 私の友人が・・・。
    私の友人が新宿駅付近でバッタリ岡本監督に出会い声をかけてみたそうです。
    「岡本さん・・・・(その後は延々と,監督作品の感想を)。」
    その間,監督はいやな顔一つせずに聞いてくださって,最後に「大変失礼かもしれませんが,何かにお役立てください」と言ってカンパのつもりでお札を渡すと,
    「是非次の映画で使います」と言って,颯爽と歩いていかれたそうです。
    この話しを聞いたのはかれこれ10年ほど前ですが,昔っから好きな監督で,レインボーキッズの「100億円なんて、戦闘機だとたった2機分!」というセリフが聞きたくて何度も見てしまいました。
    懐かしいなぁ。

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  2. 【palm介さんへ】
    実に岡本監督らしい素敵なエピソードですね。そのカンパされたお金はきっと遺作となった「助太刀屋助六」の制作に使われた事でしょう(笑)
    「レインボーキッズ」と言うと「大誘拐」ですね? もう1度観直したくなってきました‥‥。とりあえず僕のDISCASの予約リストには岡本作品がずらーっと並んでます。五月雨式に観て行こうと思ってます♪

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