CD届いた

 注文しておいたCDがAmazonから届いた。「iTMS」の話ばかりしておいて自分はCD買ったのかよ。そんなツッコミ大歓迎です(笑)けど今回買ったCDはデータではなく現物を手元に置いておきたい作品だったのだから仕方がない。

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 今回は2枚注文したのだけど、1枚はクレイジーケンバンドの最新作「SOUL PUNCH」えっ?! という驚きはなかったが相変わらずのケンズ・ワールドが展開されていてウキウキワクワク120%な内容だった。このバンドはリーダーの横山 剣のユニークなキャラやソング・ライティングにスポット・ライトが当たる事が多いが、他のメンバーの楽器演奏者としての腕はたいした物だ。だってある時はファンク、またある時はハード・ロック、そして昭和歌謡、チャチャ、マンボ、ルンバ、ブーガルー、ロケンローと、このバンドが飲み込む音楽ジャンルの幅の広さと来たらホントにクレイジーな程なんだから。うん‥‥いいバンドだ。

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 そしてもう1枚がコレ。sadamの「HANNOIN TIMOR ~星降る島~」だ。ヤッパこりゃ買わんとイカンでしょ。友人のCDなんだから。でもねぇ、友人だから言うわけじゃないけど、これなかなか良いアルバムだよ。前作ではすべての曲を彼自身が作詞作曲していたが、今回は東ティモール人のアレックスの曲が3曲と、作者不明の曲が1曲、そしてsadamの曲が2曲、という構成になっている。しかしアレンジとほとんどの楽器を彼が担当していると思われるので、全体的にはsadamらしい内容。簡単に1曲ずつ紹介してみよう。

01/真実
��詩:広田奈津子 曲:Helder Alexio Lopez)
アコースティック・ギターにパーカッション、タンバリン。ちょっとピッチがフラフラしているが大陸的で祈りに満ちたsadamの歌がピッタリハマっている。ソウルフラワーユニオンのメンバーがオルガンで参加しているが、このオルガンがさりげなく良い味出している。

02/サミエロ
��詩・曲:sadam)
アコースティック・ギターとブラシのスネア、口笛、そこにsadamの演奏と思われるフルートが絡んで来る。遠くには鳥の声も聴こえる。まさにsadamの世界だな。

03/Rai Timor kura ita
��詩・曲:Helder Alexio Lopez)
アルバム中もっとも異色なのがこの曲だな。東ティモールで録音された子供たちの歌声が主役だ。以前「DATレコーダーを持って行って現地の音を録って来るつもりだ」と言っていたが、これもDATで録って来た物なのかな? ホノボノとした空気が伝わって来る。

04/コスモス
��詩・曲:sadam)
ギター弾き語りのセンチメンタルな曲。短い曲だが「これぞsadam」って感じ。

05/イネスの朝
��詩:広田奈津子 曲:不詳)
哀愁を帯びたアップライト・ピアノ、印象的なシンバル、そして何よりsadam本人の物と思われる「悲しんでるように怒ってるように苛立ってるように叫ぶサックス」が圧巻! 鳥肌立っちゃうよ。おこがましい事を言わせていただくと、僕ならこの曲にはオルガンを入れるだろうなぁ。

06/星降る島
��詩:広田奈津子 曲:Helder Alexio Lopez)
ギターと口笛、そして作詞の広田さんとのデュエット。包容力と優しさを感じる曲だ。


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