熾烈(しれつ)ですなぁ‥‥

 またこの話? と言われそうだけどまたまた「iTunes Music Store(以後「iTMS」)」のお話。なんとオープンたった4日で100万曲が売れたそうだ。既存の日本の似たようなサイトは月に50万曲を売り上げるというデータがあるらしいけど、それに比べるとなんと何倍? えー‥‥電卓電卓‥‥2ヶ月分を4日で売った換算になるね。確かにオープン間もないこの段階だから単純に比較はできないけど、この「最大瞬間風速の大きさ」が日本の音楽業界の方々に与えたインパクトは相当のものだったはずだ。他のサイトも軒並みいっせいに「iTMS」と同額まで値を下げたって話だしね。

 僕は無料の曲を1曲ダウンロードして聴いてみただけだが、いろんな曲を試聴してまわるだけでも結構楽しめる。Amazonやタワーレコードなんかのサイトだと日本の曲は試聴する事ができないけど「iTMS」の場合は日本の曲も30秒間の試聴が可能だ。

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 僕が驚いたのは商売敵だと思われるAmazonで「iTMS」用の「プリペイドカード5,000円」と「2,500円」が売られている事だ。懐が深いと言うべきか寛容と言うべきか、逆にシタタカなのか、ま、とにかくコレを使えばクレジット・カードなしで曲を手に入れる事ができるから人にプレゼントして有り難がられる事間違いなしの商品ではあるね。もちろんこのプリペイドカードはApple Store(各店舗とサイト)でも購入が可能だ。

 てなこと書いてたら「あらビックリ!」そのAmazonまでもがオンライン・ミュージック・ストアを始めるつもりらしい。おいおい凄い事になってきましたぞ‥‥。激戦ですなぁ。熾烈ですなぁ。Amazonは音楽だけでなく映像作品やデジタル書籍なども提供して行くつもりなのだろうか? とりあえずユーザーとしてはより安く、より簡単に、より気分よく買い物ができるようになってくれるのなら大歓迎なんだけど、こうなってくると店舗を構えて商売している人が生き残って行くためには並々ならぬ努力とビジネス・センスと多方面に渡る知識が必要になってきますなぁ‥‥シンドい時代です。

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