雅彦でござーる

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 本日は日曜でござーる。されどお仕事でござーる。仕事の合間にちょっと一息つこうとテレビをつけると、NHK教育で僕の尊敬する「佐藤雅彦」慶応義塾大学教授の番組をやっていた。目のウロコ、脳のクモの巣、その他体中のいろんなものがゴッソリ剥がれ落ちて下水道へ流れて行った。彼はスゴイ! 何がスゴイって「わかりやすい」ところがスゴイ。今日の番組はピーター・バラカンをナビゲーターにして「概念を絵にする」という簡単そうで難しいテーマを扱ったものだった。僕の仕事とも通じるんだけど「難しい」ことを「簡単」にする。というのはホントにたいへんな事なのだ。
 佐藤さんといえば「ポリンキー」「バザールでござーる」などのCMやNHKの「ピタゴラスイッチ」「だんご3兄弟」、それから僕も持ってるゲーム「I.Q(Intelligent Qube)」などを作った人だ。彼は親しみやすくほのぼのとしている一方で「I.Q」に代表されるように幾何学的で一切無駄のないストイックな美学をも合わせ持っている。

 誰もが「これ以上分解できないんじゃない?」と言うものでも「いやもっと小さくできるはず」と、とりあえずどんな事でも単純化してみる。「概念」などという実体のないものを、色と形に置き換えて「ほら、わかりやすいでしょ?」「どう? この方が楽しくない?」と、スーツにネクタイというジェントルな佐藤氏に言われると「うん。わかります。楽しいです。」ってなっちゃう。憧れちゃうなぁ~♪

ただいま回転中のCD
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MILLENNIUM / Earth Wind & Fire

アース・ウインド&ファイアーの1993年作品。ここんとこアースづいちゃってるんだけど、やっぱりこのアルバムも今聴き返してみるとスッゴクいいんだわぁ。オーソドックスなんだけど、その分ハイ・クオリティーなんだな。当時はプリンスとのコラボレーションや横尾忠則のジャケットが話題になったけど、音楽的な魅力にも溢れた良いアルバムだ。


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