コダワリを捨てる というコダワリ

 今日Appleの新しいプロダクツが遂にベールを脱いだ。「ゲバ評どおり。だけど予想以上。」それが僕の印象だ。499ドルMacは「Mac mini」という名前だった。ここまでコンパクトにしてくるとは‥‥まいった。物欲刺激度数1000%だよ。
 そしてもうひとつは「フラッシュ・メモリー版iPod」。こちらは「iPod shuffle」という名前で登場。価格は99ドル。

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 「Mac mini」にはディスプレイもキーボードもマウスも付いていない。今まであれほどデザインの統一性にこだわってきたのに、この変化はナンダっ!「アナタが既にお持ちのダサいデザインのキーボードやマウスを繋いでくださっても構いませんわよ。アナタがそれでもいいとお考えならね」と言っているかのようだ。

 かたや「iPod shuffle」には液晶画面すらない。「240曲入ります。曲名なんか知る必要ありません。すべてを偶然にまかせ、シャッフルして楽しめばいいじゃないですか?」潔(いさぎよ)いっ!

 バッサリ! 一刀両断! 着いて来たいヤツだけ着いて来やがれ。というアップルの今までの姿勢には何度も困惑させられてきたが、今回はアップル自身のコダワリをバッサリ切り落としたようなわかりやすさがある。「難しい事はいいから、とにかく入っておいでよ。値段も安いしさ。」というオープンな雰囲気は今までのアップルにはなかった。本気でWindowsユーザーを取り込む作戦に出たな。「1度でも使ってみれば良さはわかるハズですよ。MacならWindows OSを走らせる事だってできますから、今まで買ったWindows用のソフトも過去のデータも無駄にはなりませんしね」価格を抑える事で、ようやくこのメッセージを声高に言えるようになったのかも知れない。

「今回は勝負に出たな」そんな気がする。

ただいま回転中のCD
��昨日とおんなじのが回ってます)


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