ポルシェ買っちゃった！

　僕が初めてパソコンを買った頃は、フロッピー・ディスクが最もポピュラーな記録媒体だった。ソフトのインストールなどもすべてフロッピーを使っていたし、仕事でデータを納品する場合も、重いデータはMOを使っていたが、軽いデータならフロッピーが多かった。それが最近では軽いデータならインターネットでやり取りできるし、ちょっと重ければCDに焼くのが当たり前になってしまった。

　僕も２年ほど前に外付けのCDライターを買ったんだけど、最近エラーが多くなり、何十枚ものディスクをゴミ箱行きにしてしまった。CDを焼く機会も増えてきたし、CDに入りきらないほど大きなデータを扱う事もたまにあるので、思い切ってDVDも焼ける機種に買い替える事にした。
　Macは今、OS9からOS Xへの移行の時期にさしかかっている。いや正確に言うともう何年も前からOS Xでしか起動しないMacが店頭に並んでいるのだけど、日本の印刷業界は僕以上に腰が重く、安定性を求めるあまり新しいOSにスイッチするリスクを先送りにしてきた。印刷所が動かない以上、紙媒体のデザインをする僕らデザイナーだけが一足先に新しいOSに移行するわけには行かない。「古いOSと古いバージョンのアプリケーションを使うように」というお達しが印刷側から出ているためだ。だが印刷所サイドの環境が整えば一気に移行が進む事が予想されるため、CDライターの機種選定にはかなり気を使ったが、そこそこの値段で目ぼしい機種が見つかりネット・ショップで注文。そしてそれが本日届いた。

　「見て見て！ポルシェ・デザインだよ！」だから何なんだ？ いやちょっと自慢してみただけ。僕はまずこの先「ポルシェ」と名のつくクルマを持つ事は100％ないだろうからさ‥‥。だからこんな刻印が入ってるだけでも嬉しいのさ♪
さーて、こいつに乗ってアウトバーンをぶっ飛ばす夢でも見るとすっか。

P.S. 明日サンフランシスコで「MacWorld Expo」が開幕する。ゲバ評ではiPod miniはメモリー容量を増やし「フラッシュ・メモリーiPod」や「499ドルMac」、そしてオフィス・ソフト「iWork」が姿を現すのではないかと言われている。もし本当に「499ドルMac」が出たらiPodを使っているWindowsユーザーの心もザワメクだろうし、僕もモーレツに欲しいっ！ たとえCPUがG4であろうと欲しいったら欲しい。だって今使ってるG3いつ昇天してもおかしくない時期にさしかかってるんだもん。

ただいま回転中のCD

URBAN KNIGHTS || / Urban Knights

アース・ウインド＆ファイアーのモーリス・ホワイトがジャズ・ピアニストのラムゼイ・ルイスをプロデュース。この組み合わせは1970年代に何枚もの名作を産み出したが、この「URBAN KNIGHTS」というプロジェクトはそれをさらに柔軟に発展させたものだ。「URBAN KNIGHTS」名義では既に５枚のアルバムがリリースされているが、参加メンバーはそのつどガラリと変わっている。２作目となるこの1997年発表のアルバムではジョナサン・バトラーのヴォーカルがいい味出している。しかしラムゼイのピアノはどうしてこんなに個性的なんだろう。たった一音聴いただけで誰が弾いているのかがわかるピアニストは僕にとっては彼だけだ。