ブルーでシンコクな季節

　おーーーっ！ もうこんな時期になったかーーーっ！ 今日、税務署から「決算書」が送られて来た。そう言えばこのところ帳簿付けサボってたなぁ。とりあえず12月31日にならないと決算できないんだから、今からプレッシャーを感じる事もないんだけど、どうもこういう申告関係の作業は苦手だ。あ～ぁ憂鬱‥‥。
　うちのデザイン事務所が儲かっててウハウハならば「会計士」を雇って「テキトーにうまい事やっといてね」てな感じで丸投げできちゃうんだろうが、あいにくウハウハとはほど遠いヒエ～ヒエ～ェな現状では「もっと節税できないものか」と僕が無い頭を絞るしか術（すべ）はない。

　とは言え、帳簿付けは「会計ソフト」を使ってパソコンで行なっているので、昔の人のようにソロバン片手に夜遅くまで帳簿と格闘するという事はしないで済んでいる。そういう意味では「この時代に生まれてよかった」と本気で思うのだが‥‥パソコンがすべてをやってくれるわけではない。うちが使っているソフトの場合、決算の途中までは自動でやってくれるのだが、途中からは昔ながらのアナログな作業をしなければならない。そして源泉徴収／減価償却／専従者給与／売掛金／買掛金といったお経のような文字と悪戦苦闘しながら、計算し数字を転記し、てな事をやっていると必ず帳尻が合わなくなってくる。まったく困ったものだ‥‥。

　年明けと同時に決算書以外の数種類の書類を作成して、税務署と区役所に送付。そうこうしていると今度は「確定申告書」が送られてくる。生命保険、損害保険、健康保険などの支払額や決算書の結果を元に申告書を作成。そしてそれを３月の中頃までに税務署に送付。うわ～ぁ、手順を書いてるだけでブルーになってきた。「あ、だから青色申告って言うのかな？」なーんてオトボケも虚（むな）しく響くシンコクな季節がやって来た。