ビルの谷間の観覧車

 今日は仕事の打ち合わせのため、久々に名古屋の中心地「栄」まで行ってきた。あいにくの雨。そのうえ肌寒い。今シーズン初めて長袖のネルシャツでの外出。いつもなら打ち合せ終了後に街をブラついて、都会の空気を楽しむのだが、今日は時間に余裕がなかったので、残念ながらあまりキョロキョロできなかった。‥‥とは言いつつ、北欧家具と雑貨のお店などをキョロリングしたんだけど。

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 クライアントの入っているビルのエレベーター・ホールに、現在の天気を伝える表示板(写真中央)が付けられている事に、今日初めて気付き写真を撮ってみた。でもこれ必要なの? 天気なんか窓の外を見ればわかるじゃん。

 そしてビルを出てビックリ! 観覧車が造られてるっ!(写真右)こんな街中に観覧車? 半年ほど前にビルを解体している様子は何度も見かけていて、てっきり跡地には新しいビルが建つものと思い込んでいたので、かなり驚いた。そしてワキワキした。こうなると隣接しているビルが高層建築にならない事を祈るばかりだね。「そこで僕ならこんな観覧車を造る」というのを考えてみた。直径200mの観覧車。下半分を地下に埋めて、地下に潜ると地下鉄のホームや走っている地下鉄、そして団らんを楽しむモグラの家族を観察できる。いや、何なら真っ暗でもいい。その方がアベックたちは喜ぶだろう。絶好のイチャリング・ポイントだ。そして頂上に上がれば、近くのどんなビルをも見下ろすことができる。広い敷地が確保できなければ観覧車を楕円にしてもいい。楕円に引かれたレールに沿ってゴンドラが上下するようにすれば可能だろう。今建造中のこの観覧車ができたら都市のド真ん中に、ヤング・カップルたちの行列ができるんだろうか? ちょっと新しい景色だな。名所になること間違いなしだ。

 写真左は雨に煙る「テレビ塔」晴れた日もいいが、雨の日のテレビ塔も趣(おもむき)があっていい。でも僕が特に好きなのは霧のテレビ塔だ。頂上付近が霧に隠され、銀色の鉄の塔が空に吸い込まれている光景はとても幻想的だ。今はどうかわからないが、僕が昔よくこの街に来ていた頃には、夜になると遠くからテレビ塔の先端に向けて緑色のレーザー光線が当てられていた。霧の中にボンヤリ光るまっすぐな緑の矢もかなりファンタジックな映像だったなぁ。

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