そうだ、海へ行こう

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「そうだ明日は海へ行こう」きのう僕はそう決めた。以前クルマに乗せていたカセット・キャリアーを引っ張り出し準備オッケー。さて何を聴きながら行こうか。

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 そして今日、天気はまずまず。ちょっと曇ってるけど海へ行けば晴れてるかもしれないし、とにかく出発だ。
 道は所々工事をしていて、しょっちゅう渋滞に巻き込まれる。冷房をつけたくなる心を抑えつつ、窓を全開。(B.G.M.は「細野晴臣」→「エアプレイ」→「渡辺貞夫」→「ジョージ・ベンソン」)

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 60kmの道のりを1時間半かけて、ようやく海に到着。知多半島の先端付近の野間崎海岸という所だ。ここは何度か海水浴に来たことがある。途中少しだけ雨がパラついたものの到着したときには晴れていた。
 潮だまりで水棲生物をとっている親子。浜辺を歩く恋人たち。イスを並べてノンビリしている外人の家族。人はまばらだが、そこにいる人達はみな3連休の初日をゆったりと過ごしている。

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 浜に打ち上げられたワカメ? コンブ? めかぶ? おかひじき? 何かわからないがとてもきれいだ。防波堤の脇には彼岸花が鮮やかに咲いている。

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 砂浜に立つのは何年ぶりだろう‥‥。ときどき強い風に吹かれた砂が足もとに打ちつける。遠く水平線の彼方には、建設中の名古屋新国際空港の姿がまるで蜃気楼のようにゆらめいている。

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 クルマで少し移動すると、展望台のようなタワーが見えてきた。よし、あれに登って景色を観てみよう。思ったより高い。まだまだ続く階段。息が切れる。ゼェゼェ言いながら頂上に到着すると360°のパノラマだ。空港の様子もよく見える。来年の今頃はここも騒がしい場所になっているんだろうな。この景色に飛行機の爆音は似合わない。タワーを降りてきた僕は肩で息をする運動不足のオッサンになっていた。窓のガラスにそんな自分が映っているのを発見し、思わずシャッターを押した。また場所を移動し、釣り人のたくさんいる防波堤を歩いてみた。家族や恋人同士、グループ交際の若者たちが思い思いに楽しんでいる。

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 バンダナを水道水で濡らし海風でベトついた顔や手を拭いた。使い終わったバンダナは助手席の前に付いている手すりにかけて乾かそう。先日大雨の中コンサートに行った時にも、濡れてしまった靴下をここにかけて乾かしたのだが、こりゃ便利だ。腕時計に目をやる。うん、そろそろいい時間になってきたぞ。じゃあ例の場所に向かうか‥‥。
 
 
 
 
 


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 野間崎灯台より数百メートル北にあるラーメン屋。そこの人気メニュー「灯台ラーメン(750円)」僕はこいつに目がない。まず味噌ベースのスープがウマイ。野菜がタップリ。そして何より量が多い。写真では分かりにくいかもしれないが、このドンブリは通常のものの1.38倍くらいの大きさがある。僕はたまに無性にこいつを食べたくなるのだ。うん満足マンゾー! さぁ帰るか。(帰りのB.G.M.は「小野リサ」→「リトル・フィート」→「ドゥービー・ブラザーズ」)

 冒頭で「そうだ明日は海へ行こう」と書きましたが、あれは「そうだ明日は灯台を食べに行こう」の誤りです。ちょっとカッコつけさせていただきました。

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