裸足のエレクトニアン

 昨日DJロマネスクから電話があり「明日ヒマ?」って言うから「ヒマだよ」と答えると「アスカちゃんのエレクトーンの発表会があるんだけど、見に行かない?」と言う。「ん? アスカちゃんってエレクトーンなんかやってるの?」ってな会話の末、本日その発表会に行ってきた。会場は名古屋の栄にある音楽教室のような場所。発表会と聞いていたから、何百人も入れるホールのような場所を想像していたが、小さな会議室ほどの部屋にエレクトーンが2台とグランドピアノが1台。そしてお菓子や飲み物が並べられた円卓が2つ。出場者は4人。お客さんは家族や友人、そして各出場者の先生達という実にアットホームな雰囲気の発表会だった。

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 出場者は保母さんや主婦、学生さんと職業も年齢も実にさまざま。演奏を間近に控えアスカちゃんは手を合わせ「神頼み?」昨夜は一夜漬けで猛特訓をしたらしいが、ここ1年間エレクトーンから遠ざかっていたというから神頼みしたくなるのも無理はない。

 さぁいよいよ彼女の順番がまわってきた。バンドのライブの時のように靴を脱ぎ裸足で演奏を始めた。僕はエレクトーンの演奏を間近で見るのは初めてだったので興味津々で見ていた。鍵盤は2段だし、いろんなスイッチは並んでるし、ペダルは2つ並んでるし、足でも鍵盤を操作しなくちゃならないしで大忙しだ。演奏に入る前にまず曲のデータをエレクトーンに読み込ませなければならない。つまり両手両足ですべての音を出すわけではないのだ。昔、親戚の家にあったエレクトーンで遊んだ事があった。その頃はせいぜいドンカマ(ドラムマシーン)を内蔵していただけだったが、その頃と今では自動演奏の機能が雲泥の差だ。音のクオリティーも随分高くなっている。アスカちゃんは2曲を演奏し、無事終了。

 途中ゲームを挟みつつ発表会は和気あいあいのうちに終わった‥‥かに見えた。しかしそこですんなり終わらないのがアスカちゃん。「もう1回弾かせてください」と、再び靴を脱ぎ始めた。

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