オリンピックの自転車競技を見ていると、どうしても選手達のかぶっているヘルメットに目が行ってしまう。まずはロードレースでの一コマ。写真左の人は目立とうとして変な形に毛を剃っているわけではない。写真右のようなヘルメットのおかげで、こんな日焼けをしてしまったのだ。彼のように毛の薄い選手は要注意だ。これでは帽子なしで街を歩くことができないではないか。選手達は常人には想像もできないような犠牲をはらって競技に取り組んでいるのだ。
変わってこちらはチーム・スプリント。こりゃもう「行くところまで行っちゃいました」っていうヘルメットだね。流体力学をとことん追及したデザインなのだろうが、このぶんで行くと背ビレとシッポをつけるようになるのも時間の問題だろう。チーム・スプリントというのは3人1組でチームを組んでタイムを競う競技だ。Aさんが先頭になって1周し、1周するとAさんはBさんに先頭を譲り1周する。3周目はBさんがCさんに先頭を譲り、最終的にはCさんが先頭でゴールを切るのだ。先頭は空気の抵抗が大きく、2番手3番手は抵抗が軽くなる。つまりAさんBさんはCさんをより早くゴールさせるための風よけの役割を果たすわけだ。「お前は俺の屍(しかばね)を越えて先に行けっ!」みたいな世界だ。泣けてくるね。ヘルメットは笑えるけど‥‥。
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