カツ丼

 今日の夕飯はカツ丼にした。僕は揚げ物には苦手意識があって、まだ一度も作ったことがない。だからカツはスーパーのお総菜コーナーで売ってるものを買ってきた。僕にとっては子供の頃からカツ丼といえば「ソースカツ丼」だった。だから大学生になって初めて「卵とじのカツ丼」を食べた時には軽いカルチャーショックを覚えた。その時に食べたカツ丼がめちゃくちゃ美味しくて、なんとか自分でもあの味を再現しようと、何度もトライしたものだ。ここしばらく作っていなかったので今日久しぶりに作ってみた。作り方は簡単。ダシ醤油とみりんとお酒で作ったおツユでタマネギを煮て、そこにカツと長ねぎを入れ、その上に溶き卵をとろとろ〜、しばらく煮てご飯の上に乗っけるだけだ。

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 注意すべきポイントは「おツユの味」と「卵の煮え具合」だ。おツユに関してはむかし試行錯誤したおかげで、まぁうまく行った。タマネギから甘味が出るので、それを計算に入れて少し甘味を抑えておくのがコツだ。みりんは必ず「本みりん」を使わなければいけない。「みりん風調味料」ではうま味が出てくれないのだ。しかしホントに難しいのは最後に火を止めるタイミングだ。これに関してはまだ一度もパーフェクトに行ったことがない。卵の好みは人それぞれだろうが、僕は少しトローっとした感じが好きだ。ダシとほどよく絡みつつ完全に火の通っていない卵が理想だ。

 今回は卵に関しては75点くらいかな? しかーし、僕は長ねぎを入れる前に卵を入れてしまった。ショック! これでは卵と長ねぎが絡んでくれない。そんな失敗はあったものの、満足度80%のカツ丼(大盛り)が完成した。

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