外は台風 内は‥‥

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 今日で8月も終わり。今年も夏らしいことを何もせずに終わったなぁ。もう何年も泳いでない。あ、そうそう昨日のテンヤワンヤについて書くことにしよう。昨日は台風のおかげで夕方頃から強風が吹き荒れていたので、ベランダ猫シロシロを部屋に入れてあげた。ニヤニヤもシロシロも部屋の中ですっかりリラックス・モード。そんな中、事件は夜10時ごろ起きた。怖れていたゴキ次郎がついに出たのだ。脈拍は急上昇し、全身から嫌な汗が吹き出した。奴は天井近くの壁にジッとしていて、時折数cm移動したりしている。僕はこんな時のために買っておいた「泡で固めるバルサン」を右手に持ち、左手には奴が暗がりに逃げ込んだ時のための懐中電灯を持ち、臨戦態勢を整えた。失敗は許されない。奴が確実に仕留めることができる場所に来るまで対峙すること数十分。泡銃発射に備えて充分に缶を振り、試し撃ちをする。「よしっ! 」その時僕は“デューク東郷”になっていた。左手の懐中電灯は“マグライト”。右手の泡銃はアーマーライト“M16”だ。「今だっ!」シューっ! 逃げられた‥‥。どこに行った? いかん‥‥見失った。しかし僕には急いで仕上げなければならない仕事があった。僕は仕方なく仕事をし始めた。パソコンのキーボードの横にマグライトと M16を置き、厳戒態勢での仕事だ。脳内では多量のアドレナリンがナイアガラの滝のように分泌していた。しばらくすると背後で「カサカサカサ」という物音。多量のアドレナリンのせいでその時の僕には恐怖心などなかった。静かに振り返るとゴキ次郎がノンキに歩いている。「バカなヤツめ」心の中でそう呟いた僕はゆっくりと“M16”を構え、ヤツめがけて発射! 逃げるゴキ次郎。追う白いスジ。しめたっ! ヤツをコーナーに追いやったぞ。暗くてよく見えない。マグライトで照らすと同時に最後の銃声が響いた。「すまん。ゴキ次郎。お前に罪はない。だがオレの背後に立ったオマエが悪いんだぜ」

 外は台風真っ只中。仕事も終え、フトンを敷き、歯を磨いていると、なにやら胸騒ぎが‥‥。寝室へと向かうと今まさにシロシロがフトンの上に上がろうとしている。「あっ!」僕はすぐにすべてを察した。「あああぁぁぁ」シロシロが布団の真ん中で中腰になった。「ダメだよーっ! シローっ!」走り寄ってシロをフトンの外へと追いやったが‥‥時すでに遅し。仕方ないよね。夕方からずっと部屋の中だったんだもんね。我慢できなかったんだよね。僕は濡れたシーツをフトンからはがし、洗濯カゴに入れた。

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