Borg McEnroe ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年/スウェーデン、デンマーク、フィンランド)

ちょうど今ウィンブルドンの真っ最中で、毎夜寝る前にテレビをつけて歯を磨きながら15分ほど観ている。僕はたまたまテレビをつけてやっていれば少し観る。という程度の人間なので当然詳しくないし、テニスをやったことも皆無に近い。

そんな僕でもビヨン・ボルグとジョン・マッケンローの名は知っているし、そのルックスも含め2人がいかにタイプの違う選手だったかということも何となく把握している。彼らの全盛期には日本のテレビ・コマーシャルにも出てたしね。

最初ドキュメンタリーだと思って観始めたこの映画は、ドキュメンタリーではなく伝記映画的な作品だった。1980年のウィンブルドン決勝戦が軸になっているが、どちらかと言うとボルグに軸足を置いて描かれていた。水と油、氷と炎といった真逆のイメージを持たれがちな2人が、実は根っこの所ではとても似ていて、マッケンロー同様直情的で気性の荒かったボルグが如何に感情を抑えながらプレイしていたかがわかる内容だった。

1980年ウィンブルドンの決勝戦は4時間近い死闘の末ボルグが5連覇を果たし、翌年ふたたびこの2人が決勝戦まで勝ち上がると、今度はマッケンローが優勝。その年ボルグは26歳という若さで引退した。

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