中国も朝鮮も「姓」「名」の順で呼ばれるし表記もされているのに、日本だけは欧米に倣って長らく「名」「姓」の順だった。あ、これ海外向けに名乗ったりローマ字で名前を書く場合の話ね。ずっと続いてきたその欧米型の名乗り方を、日本国内と同じ形に統一しようということで、2020年からはパスポートなどの表記も「姓」「名」の順に改められた。
2021年に行なわれた東京オリンピックでもその新しい表記法が採用されたし、いま行なわれているパリオリンピックにおいても引き続き採用されている。ただ、国によって姓名の順序が違うとこんがらがってしまうので、苗字を大文字で表記することで判別できるようにしている。
たとえば僕の名前を例に取れば、以前は「Akira Shimizu」と書いていたところを「Shimizu Akira」の順に変え、どっちが苗字なのか解り易くするために「SHIMIZU Akira」と表記する‥‥という具合だ。
けど、どうやらまだ過渡期のようで、今回のオリンピックでも柔道の試合を観ていて「あれ?」と思う場面に遭遇した。テロップには「姓」「名」の順で書かれているのに、ユニフォームには「名」「姓」という昔ながらの表記が残ってしまっている。
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