A.I. の餌

この文章を書いたのは人間? それとも A.I.? この写真を撮ったのは? この絵を描いたのは? 進化のスピードが急加速中の A.I.(Artificial Intelligence/人工知能)ですが、彼らがより高い能力を身につけるためには大量の餌が必要で、そうなると食欲旺盛な彼らの餌をどこからどうやって調達するか‥‥が問題になるわけです。誰かの著作物を勝手に食べるのは罪です。だからと言ってパブリック・ドメインの餌だけじゃ不充分。ということで、A.I. をベースにした自動生成機能「Firefly」を展開中の Adobe が「Adobe Stock」に登録されている膨大な数の作品を餌にしようと考えました。ただし、それは著作者の同意なしでは実現しません。

Adobe Firefly で自動生成した画像

記憶が定かでないんですが、たしか何ヶ月か前に Adobe から打診があった気がします。そしておそらく僕はその時、自分の作品を餌として差し出すことに同意したのでしょう。今回 Adobe から届いたメールで、僕が餌の提供代として$31.82 を手にしたことを知りました。登録作品の数などによってこの金額は変動するとあったので、きっと世の中には結構な額を手にしたコントリビューターがいらっしゃるんでしょうね。

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