上の空な2012年

僕が初めてデジタルカメラを手にしたのが2001年。最初のころに撮った写真の大部分は手違いでデータを消してしまいましたが、現存する最古の写真から整理を進める中で「2012年の自分はなんか変だぞ」と気づきました。

その年も大阪や神戸、京都に至っては2度も訪れており、撮影枚数は決して少なくないのに、撮るべきショットが撮られていないというケースが目立つんです。たとえば「なぜ寄りの画だけ撮って引きを撮らなかったのか」とか、逆に「なぜそこでもっと踏み込まなかったのか」と感じることが多く、そこには上の空な気持ちでシャッターを切っている自分の姿が垣間見えるのです。

「あの時ああしておけば」という類の後悔は、写真を撮っていれば多かれ少なかれあるものですが、それにしても2012年はそれが顕著だなと。

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