うちの居間兼寝室兼台所の暖房器具はガスファンヒーターですが、1日の大半を過ごす仕事部屋には都市ガスの取り出し口がないためガスファンヒーターは使えず、出窓のエアコンには暖房機能が備わっておらず、寒い時期は「常時ダウン着用&電気ストーヴ」で何とか凌いでいます。けど仕事部屋は建物の北側に位置していることもあり、厚着と電気ストーヴだけでは正直シンドイんです。
実は今年3月にこのブログ記事を書いた時にも、災害などで電気とガスが止まった場合の対策として大量のカセットガスボンベを購入し、次はイワタニの「風暖」を‥‥的なことを言っていたんですが、災害はいつ起こってもおかしくありませんし、本格的な冬はすぐそこまで来ているので思い切って購入しました。僕が買った時点での Amazon 価格は27,775円。決して安い買い物ではありません。
通常ファンヒーターは「燃料と電気」を必要としますが、この「風暖」はカセットガスボンベを使うので都市ガスやプロパンガスや灯油を必要としません。そしてここが凄いところですが、ガスを燃やした時に発生した熱で発電し、その電気でファンを回すという自己完結的な機能を備えています。つまり災害などでガスや電気の供給がストップしても、とりあえずカセットガスボンベさえあれば何とかなるファンヒーターなんです。
さて、そんな能書きは置いといて、肝心なのは暖房能力です。さっそくボンベをセットして着火すると、本体の穴から青い炎が確認できます。1分待たずしてファンが回り出し温風が吹き出しました。能力切り替えは「標準」と「弱」の2段階ありますが、今回は「標準」で様子を見ることにしました。
居間で使っている都市ガス用ファンヒーターほど風は強くありませんが、6畳ほどの仕事部屋ならこれぐらいで丁度いいかもしれません。ちなみに稼働前の室温は10℃。その後の室温変化は下のとおり。
1時間の稼働で11℃上昇。これだけ暖めてくれれば大満足です。暖房能力に不満はありませんが、そうなると気になるのはランニングコストです。取扱説明書にはボンベ1本あたりの連続燃焼時間は「約100分」とあります。というわけで今回装着した新品のカセットガスボンベが空になるまで実験を続けてみることにしました。
1時間40分で燃料切れ。メーカーの言葉通りの結果となりました。ちなみにガス欠時点での室温は24℃。さすがに1本使い切るまで稼働させると暑いぐらいです。実際には朝の寒い時間帯に30分ほど「風暖」の力を借りて室温を上げ、そこから先は電気ストーヴにバトンタッチするという使い方になると思いますが、問題はひと冬に何本のボンベを消費し、ボンベ代が合計いくらになるか‥‥ってとこですね。さすがにイワタニ純正のボンベは高価なので半額ほどで手に入る他社のボンベを使うことになるでしょうが。
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