さすがに築50年以上ともなれば劣化は避けられないし修善も必要になります。先日の「渋ビルさんぽ」で渋ビル研究会のお2人から面白い話を伺いました。複数の会社が入っている長屋形式の建物の場合、そこに入っている会社によってはオリジナルと異なるリフォームをする場合があって、その結果、例えばもともと全面茶色だった外壁がその会社が入っている部分だけ白く塗装されたりといったことが起こるようです。
そのもっとも象徴的な例として、上の写真に写っている建物が挙げられました。おそらく左側の茶色い外壁がオリジナルに近い状態だと思うんですが、右側は白く塗装されていて、なんと屋上に突き出ている「塔屋」と呼ばれる部分までもが左右別の色で塗り分けられツートンカラーになっています。
いちビル好きとしては「できるだけオリジナルを尊重した修善をしていただきたいな」などと勝手なことを思ってしまいますが、それぞれの所有者にそれぞれの思惑や事情もあるでしょうし、手を入れるたびに少しずつ形が変化していくのは、その建物が「現役」であることの証拠でもありますから「むしろその方が自然なことなのかも知れないな」とも思います。
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