BenQ のディスプレイを購入

ここ何年か iMac のディスプレイが不調で、画面の中央以外の部分に、焼き付きのような残像が発生するようになっていました(下の写真のような感じです)。たとえばウインドウを開きっぱなしにしておいたりすると、数分でご覧のようにゴースト化します。ウインドウを移動させたり閉じたりすれば数分で元に戻るんですが、こんな状態ではシビアな作業はできないしストレス溜まりまくりでした。

iMac は CPU などとディスプレイが一体になっているので、ディスプレイだけを買い換えるということができず「パソコン本体ごと買い換えるしかないの?」と絶望的な気分になっていたんですが、iMac に外付けディスプレイを追加して、追加した方を主ディスプレイとして使えば、とりあえず出費は抑えられそうだと気づき、ディスプレイのリサーチを始めました。

リサーチの結果、BenQ という台湾のメーカーが、カラーマネージメントに力を入れたディスプレイを多く出しているとわかりました。価格も日本の EIZO などより安価で評判もマズマズのようでした。ただ、安いとは言えプロの仕事に耐えられる27インチのモデルは10万円以上します。

というわけでしばらく二の足を踏んでいたんですが、先日 Amazon の特選タイムセールでお目当てのモデルが安くなっているのを発見! 即座にポチったのでした。

BenQ のディスプレイは出荷前に1台1台チェックされ、個体ごとにチューニングが施されているそうで、手元に届いた製品にはその検査結果(カルテのようなもの)が添えられていました。

さっそく iMac に接続し、ミラーリング表示で比較してみることに。iMac のディスプレイは表面に艶があるので多少写り込みが発生しますが、今回購入した BenQ の「PD2725U」は光沢がなくマットな表面なので光をほとんど反射しません。

iMac に比べるとコントラストが若干低めな印象ですが、シャドウの潰れも少なく全体的にレンジが広いように感じられます。せっかくだから本腰を入れてカラーキャリブレーションを施したいところですが、新たに色調整用の機材を購入する予算もないので、しばらくはこの状態で使ってみようと思っています。

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