このところ YouTube で「車中泊」や「防災」の動画を見まくってるんですが、その2つには「既存のインフラを使わずにどう生活するか」という共通点があります。少なくとも数日、もしかしたら1週間から1ヶ月にわたって、電気、ガス、水道などのインフラが断たれたらどうすればいいんでしょうか?
うちの場合、ガス給湯器の制御に電気を使っているので、電気が止まると温水は使えなくなると思われます。停電状態で台所のガスレンジが使えるかどうかについては不明ですが、水道水の汲み上げポンプにもたぶん電気を使っているでしょうから、電気が止まれば水道もすぐに使えなくなるでしょう。そう考えると、電気という1つのインフラが断たれただけでガスも水道もアウトという事になりかねません。
こうなると「電気」がキモですね。たとえばスマホやノートパソコンの充電程度なら、モバイルバッテリーでしばらくは何とかなるでしょうが、冷蔵庫を24時間稼働させようと思うと、もっと大型のポータブル電源が必要になります。当たり前の事ですが使えば使った分だけ電気は減っていくので、ソーラーパネルを併用して少しでも発電できれば多少は延命できるかも知れませんが、電気の場合は溜めるにも発電するにもちょっとコストがかかりそうです。
水はどうでしょう? お風呂はガマンするとしても、飲み水や調理にはどうしてもある程度の量が必要になります。ただ、幸いな事に水は備蓄が可能です。ペットボトルの水を一定量ストックしておき「使った分だけ買い足す」を繰り返せば家計に負担はかかりません。
最後にガスですが、実は最近動画を見まくっていて「カセットガス」の可能性に初めて気づきました。カセットガスなんて普段は鍋物の時ぐらいにしか使いませんが、車中泊においても防災においても「カセットガスコンロ」の存在は結構大きいようで、これが1つ有るのと無いのとじゃ生活の質に雲泥の差が生じるとのこと。
これも最近知って驚いたんですが、カセットガスを使った暖房器具なんて物まであるんですね。中でも「これはスゴい!」と思ったのが、イワタニのカセットガスストーブ「風暖(かぜだん)」という商品。なんとこれファンヒーターなんです。「ん? ちょっと待った。ファンを回すためには電気が必要なんじゃない?」そう思いますよね? ところがコレ、炎で発電してファンを回すんです。つまりガスだけで完結しちゃってるんです。目からウロコです。
ただ、さすがにカセット式なので、ボンベが空になったら交換しなきゃなりません。連続して使える時間には限りがありますし、ランニングコストも気になるところです。けど、カセットガスって意外と安いんですよね。そのうえ消費期限が7年ぐらいあるらしいので、水の場合と同じく一定量ストックしておいて、使った分だけ補充していけば無駄になる事はありません。そのうえ「風暖」は暖房器具としての能力も結構あるらしいので、一向に暖かくならない電気ストーブに頼りっきりの僕の仕事部屋にも、いっそコレを1台導入して「最初にガスファンヒーターで一気に部屋を暖めておいて電気ストーブにバトンタッチ」の方が、もしかしたら効率がいいかも知れません。電気ストーブの電気代って案外バカにならないんです。
‥‥とまぁ、そんな事ばっかり考えている今日この頃ですが、そろそろ自分に合った備え方を見つけて、できる事からやっていかなきゃな‥‥と思っています。
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