日本のいちばん長い日(1967年/日本)

岡本喜八は大好きな映画監督だけど、この作品だけはずっと後回しにしてきた。以前テレビで放送された時に少しだけ観た事があったけれど、さすがに題材が題材なだけに、岡本監督ならではの飄々とした乾いた笑いなど望むべくもなく、ただ、必ず観ておくべき作品だとは思っていたので、この映画で描かれている「あの日」から丸75年後の今日を選んで観てみた。たしかに岡本喜八らしさが前面に出た作品ではなかったけれど、戦争のバカバカしさや国の愚かさといった喜八イズムのエッセンスのようなものは確実に感じられた。

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