Podcast さん、興味の有無を勝手に決めないで!

「配信されたはずのエピソードがダウンロードされていない」ということが最近ちょくちょく起こります。「おかしいなぁ」と思って、Mac の「Podcast」アプリを見てみたら、ダウンロードが糞詰まっていた番組にこんな表示が‥‥



「もう興味がありませんか?」
この番組をしばらく聴いていらっしゃらないようなので、エピソードをこのデバイスにダウンロードしないようにしました。

と、あります。たしかに最近その番組を聴いていなかったのは事実です。けど時間のある時にまとめて聴くつもりだったんですよ。気を効かせたつもりなんでしょうが、正直申しまして「余計なお世話」でございます。もしかするとこの迷惑な機能、デフォルトではオフだけど、気づかない間に自分でオンにしてしまった‥‥ということも考えられますが、一体どうやったらオフにできるんですか?

macOS「Catalina」で iTunes が廃止され、もともと iTunes が担っていた役割は「ミュージック」や「Podcast」など複数のアプリケーションに分割されました。それはそれで意味のあることだし、使い安くなっていれば何の問題もないんですが、僕はどうしてもこの新しい「Podcast」に馴染めません。

ダウンロードされた音声ファイルが MP3 なのか AAC なのか、ビットレートやサンプルレートがいくつなのか、iTunes ならショートカット「⌘+i(情報を見る)」で確認できましたが、Podcast には「情報を見る」という項目が見当たりません。いや、もしかしたらどこかにそんな機能があるのかも知れませんが、その方法がわからないので、どうしても知りたい時には、音声ファイルをいったんデスクトップにコピーし、それを「ミュージック」に放り込んで「ミュージック」の「情報を見る」で確認する。という七面倒くさいことをしています。

もう1つ、ダウンロードされた音声ファイルが、Mac のどこに保存されているのかがわかりません。例えば「聴き終ったエピソードを削除したい」と思った時、サブメニューから「削除」を選択すると「ダウンロードしたものを削除」と「ライブラリから削除」どっちにする? と尋ねられます。そこで「ダウンロードしたものを削除」を選ぶと、iTunes の頃は、削除されたファイルがゴミ箱に移動していましたが、Podcast ではゴミ箱は空のままです。おまけに元ファイルの保存場所も不明なので、本当に削除されたかどうかの確認もできません。まるでブラックボックスです。怪しいです。信用できません。たとえば、ポッドキャストの音声を再生中に削除してみてください。もちろん「ダウンロードしたものを削除」を選びます。再生の途中(音が流れている状態)でファイルが削除されたら、当然音は途切れるはずですよね? ところが、不思議なことに再生は続くんです。削除されたはずのエピソードが何事もなかったかのように聞こえるんです。これは一体どーゆーことですか?

それから、これは個人的な事情ですが、僕は音声ファイルを Google Play Music にバックアップするようにしています。iTunes の頃は音楽もポッドキャストも自動的にバックアップされていましたが、「Podcast」に移行したことでポッドキャストの音声が同期できなくなりました。「ミュージック」が管理している音楽データは保存場所がわかっているので、自動バックアップできますが、ブラックボックス化されている「Podcast」の音声ファイルは、いちいちデスクトップにデータをコピーして、それを手動でアップロードしなければなりません。これにはとても手間がかかります。不便すぎてくじけそうです。
 

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