ブツ撮り手抜き Tips

ちゃんとしたカメラマンなら、ちゃんとした照明をちゃんとした場所に立ててちゃんと撮るんでしょうが、僕はちゃんとしてないので、デスクでブツ撮りする時は、窓から入る自然光だけでなんとかしようとします。画家が北側の部屋にアトリエを構えるのと同じで、僕の仕事部屋も幸い窓が北側にあるので、そこから入る光は1日を通してそれほど大きく変化しません。もし天候の加減で明るすぎたり暗すぎたりしたら、その日は撮影を中止してしまいます。


納期の決まっていないストック・フォト用の写真ならそれでも問題ないのですが、どうしても今日撮影しなければならないとか、窓からの自然光だけでは思った画にならない‥‥というような場合は、人工の光を追加してコントロールを試みるわけですが、根っからの面倒くさがり屋なので、そこら辺にあるものでなんとか済まそうとします。

そんな手抜き派の僕がたまに使うのが、パソコンのディスプレイをレフ板代わりに使う方法です。ディスプレイを真っ白にして照度を目一杯上げると、被写体のコントラストが多少中和されて上手く行く場合があります。また、ディスプレイの色を赤や青などに変えれば一味違った効果も狙えます。パソコンが被写体の奥にあるので、どうしても逆光気味のライティングにはなりますが、さすがにパソコンの位置を変えたりすると手間がかかるので、あくまでもこれは「超その場しのぎ的」な手抜き技であります(笑)
 

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