Cadillac Records（2008年／アメリカ）

　ブルース好きやＲ＆Ｂ好きなら　シカゴのチェスと言えば何の事かわかるだろう。僕もチェスのレイヴェルが貼られたレコードを何枚か持っている。この映画はその Chess Records を起ち上げた１人の白人と　１人のブルースマン（マディー・ウォーターズ）を軸にしながら　実話を元に描かれている。マディー・ウォーターズもハウリング・ウルフもチャック・ベリーもエタ・ジェイムスも　そしてエルヴィス・プレスリーやビーチ・ボーイズやローリング・ストーンズも　今までは点に過ぎなかった。それらを線で結んでくれたのがこの「Cadillac Records（キャデラック・レコード）」という作品だった。観てよかった。けど‥‥１つだけ苦言を呈するなら　エタ・ジェイムスがいささか美人過ぎやしないか？　名前だけは知っていたが　なるほど　あれがビヨンセという人だったか。