クルマ運転中にたまたま見つけて入った喫茶店。客は1人もおらず 店員の姿もない。店の奥にあるトイレの扉が開いていたので目をやると‥‥人の気配。どうやらトイレの掃除をしているらしい。入口脇の窓際の席から「すいませ〜ん」と何度か声をかけたが 気づく様子はない。急いでるわけでもないので掃除が終わるのを待つ事に。5分ほどしてトイレから出てきたのは70代とおぼしき女性。ようやく客の存在に気づいた彼女はこちらに向かって「ごめんなさい」と頭を下げ 誰かに声をかけている。あれ? もう1人いるの? と思っていたら物陰からお爺ちゃん登場。「あ〜 すいません寝てました」と言いながらカウンターの中へ どうやら奥の席でうたた寝をしていたらしい。
もしかしてお詫びの意味が込められていたんだろうか? 注文したコーヒーにはフルーツ3種が添えられていた。柿の種とか豆菓子が付く事は珍しくないが これじゃ儲からないね。老夫婦が切り盛りする落ち着いた佇まいの喫茶店。こういう個人経営の古い喫茶店の壁には 判で押したようにちょっと気の抜けた絵や写真が飾られている事が多いのだが それらが「好きな作品だから」ではなく「何か掛ってないと壁が寂しいから」という理由で選ばれたものである事は 作品のラインナップをみれば一目瞭然である。そしてこの店もご多分に漏れず‥‥と思ったら‥‥ちょっと意表を突かれた。
これは意表を突かれますねw
返信削除【hanabishiさんへ】
返信削除わざわざ「地球」って書いてあるところがまた泣けますね。