BLADE RUNNER

 雨の夜「ブレード・ランナー」を観た。今まで何度もビデオで観てるが、もしかしたら10年ぶりぐらいかも。今回観たのは監督のリドリー・スコットが自ら映像と音声を再吟味した「ファイナル・カット」と題されたリマスター版。

blade_runner.jpg
BLADE RUNNER - THE FINAL CUT -
��2007年/アメリカ)
※オリジナルは1982年公開

 随所に散らばる日本語と時折流れてくる詩吟。場面のほとんどは雨で夜。圧倒的に甘美なSF的世界観。ダグラス・トランブル、シド・ミード、ヴァンゲリスという強者たちを総動員して作られた斬新な未来世界。もーねー、最初に観たときのショックは凄まじかった。リドリー・スコットはエイリアンとこの作品で一躍カリスマ的監督になったし、その後作られた映画やコミック、アニメなどに与えた影響も計り知れない。

 でも‥‥あれ? むかし観た時とエンディングが違う。デッカードとレイチェルの逃避行シーンの前でエンドロールが流れ出した。あらららら、最後のシーンがカットされてる!‥‥でもこれで正解だろう。僕はこの終わり方の方が絶対いいと思った。このDVD、返却する前にもう1度観よう。



コメント

  1. 私のコレクションの一つです♪
    いきなり観たく成る映画なので手元においています。
    レイチェルがすっごく可愛いし。
    個人的には
    「お客さん!一つで十分ですよ、勘弁して下さい!!」
    となんとも変な日本語をしゃべるうどんやさんが大好きです(笑)
    死ぬ時期が決まっている彼らと
    知らない人間側・・・実はどちらも
    竹膜の差しか違いは無いはずなのに
    生へのこだわりが劇的に違うと言う
    なんとも生と死を考えさせられた作品でした。
    雑踏音がなんども同じ物をリプレイしていたりと、繰り返し観るにはどうかと言う人もいが
    私の中では名作です♪

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  2. 【鶴丸さんへ】
    そうそう、僕もこれは時々無性に観たくなる作品の1つです。
    とっても切ないストーリーですが、何とも言えず甘美な切なさなんですよね。
    ちなみにうどん屋の爺ちゃんは
    「2つで充分ですよ。わかってくださいよー」
    と言ってたはずです(笑)
    雑踏のシーンでは確か男の声で
    「あ、あいつ何か落としていったぜ」
    みたいなフレーズが何度も聞こえてくるんですよね。英語圏の人は気づかないんでしょうが、われわれ日本人はやっぱり気になっちゃいますね(笑)
    とにかく僕もこれは「名作」だと思います。映像的な意味でも、CG以前の特撮作品の中では最高峰の部類に入るんじゃないですかねぇ。

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  3. さっき確認、たしかに指を二本立てて
    「二つで十分ですよぉ~」って言っていますね(笑)
    CGを使わない特撮もすごいですが
    やはりBGMがあの独特な空気感と言うか
    湿り気と言うか・・・雰囲気あるんだよなぁ・・・
    あと、宅にあるあのパソコン(と言うのか?)
    あれ欲しいなぁと今でも思って今います。

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  4. 【鶴丸さんへ】
    たしかにヴァンゲリスのあの音楽は確実にこの作品の世界観を決定づけてますよね。基本的にはアナログ・シンセの多重録音で作られた音楽ですが、生楽器であるサックスがそこに乗っかってくると一気に鳥肌が立つっちゅーかなんちゅーか(笑)

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  5. これはワタシの中でも名作です!
    もともとはハリソン・フォード好きから観たのですが
    ��「Say kiss me.」にやられました)
    なんとも切なくて、深い映画、その上デディティールのこだわりに、何度も観たくなる映画です。
    音楽と映像の相乗効果、すごいですよね!

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  6. 【ちるにーさんへ】
    おっと、ちるにーさんもお好きでしたか♪
    なるほど「Say kiss me」にね~
    あれもタフな人生を背負った彼が言うから成立するわけで、他の男だったら即刻警察呼ばれちゃうでしょうな(笑)
    ま、とりあえず僕が一生口にしないであろうセリフである事は間違いございません(苦笑)

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