脳という臓器

 人類が文字を発明して以来、最も多くの文字が蓄積され生産されているのが「今」という時代だろう。「読書離れ」「活字離れ」「本離れ」などと言われて久しいが、なにも紙に印刷などせずとも、パソコンや携帯電話の画面の中であっても、それは「各人の脳の中にしか存在しない何かを他者と共有するために作られた“言葉”という道具」を使って記録された物である事に違いはない。

 暗い部屋で独り呟いてみても、その言葉はその瞬間、まわりの空気をわずかに震わすだけで、すぐに消えてなくなってしまう。が、それを文字に変換し記録すれば「時と場を共有できない誰か」に伝える事もできれば、会った事もない誰かの心を震わす事もできる。


 前置きが長くなったけど‥‥VOXブログのご近所さんが「書きたがる脳」という本を紹介なさっていた。僕も最近やけに「書きたがって」いたので、ちょっと興味を持ってそのエントリーや関連ページを斜め読みしてみた。

 「脳」って不思議だ。だって「脳って不思議だ」と思ってるのも脳自身なんだぜ。自分の存在を不思議に思うというのは、とても高度な事のようでもあり、愚かな事のようでもあり‥‥どっちなんだろう?‥‥と、決して答えの出ない問題をわざわざ作り出すのも、答えを求めていちいち混乱するのも全部「脳」なのだ。脳って奴はつくづく悪戯好きで小悪魔的でマッチポンプな存在だぜ。

 ご近所さんはそのエントリーの中で、脳を「扱いにくくてもカワイイ」「スキになるべき器官」と表現なさっていた。自分の脳をやや突き放し、客観的に眺めるこのスタンスには目からウロコが落ちた。その時こんなイメージが浮かんだ。犬の散歩をしている光景。リードの先には犬ではなく、自分の脳がつながれてて、トコトコトコトコ歩いてる。自分を犬に例えてしまうあたり、僕の脳は結構シャレのわかる奴だな。見直したぞ。と、脳が脳を褒めている‥‥(リフレイン)‥‥

コメント

  1. シュガールー2008年12月15日 22:16

    最近、よく右がギラッと光るんだけど
    脳が何か言いたいのだろうか

    返信削除
  2. ��シュガールーさん
    脅かすようなこと書いて恐縮ですが、
    「存在しないはずの光がフラッシュ状に見えるのは、
    網膜剥離が起きようとしているかも知れないので、
    眼科医に行ったほうがいい」と
    聞いたことがあります。

    返信削除
  3. シュガールー2008年12月15日 23:47

    むしはかせさん
    ありがとうございます
    前もぼやっと光るんですよね、たまに。
    仕事のし過ぎかなと思ってましたが・・
    いっぺん目医者に行ってきます。

    返信削除
  4. 【シュガールーさんへ】
    そういうのは映画やドラマなんかでは「未来予知」とか超常現象、超能力系のメタファーとしてよく使われる表現ですが‥‥
    【むしはかせさんへ】
    うわっ、それは怖いです。
    そういえば僕もたまにチカッと光ったような気がする事があります。
    僕も診てもらった方がいいかも‥‥

    返信削除
  5. 以前猿の住まいに巨大な鏡を夜中にセットした時の実験がありましたが
    面白かったですよ(笑)
    脳って面白いですよね。

    返信削除
  6. 【鶴丸さんへ】
    僕は鶴丸さんの脳に興味津々です(笑)

    返信削除
  7. 覗いてみます?
    ��~m~ くすくす 笑)

    返信削除
  8. 【鶴丸さんへ】
    う~ん「ツルマルヴィッチの穴」は
    ちょっと覗くの怖いなぁ‥‥
    やっぱやめときます
    想像するだけにしときます(笑)

    返信削除
  9. うんうん、そのほうがいい♪

    返信削除

コメントを投稿