セコくてツマらん人間

 今週はモーレツにバタバタ。連日朝まで働く「勤勉フレディー」なのだ。では寝てないのかと言うと、仕事の合間にプチ睡眠を突っ込んでいるので「のべ睡眠時間」は確保している。すっかりブログも滞りがちなんだけど‥‥ネタを見つけるとつい書きたくなってしまう。で、今日の特ダネはと言うと‥‥

middle_1152607408.jpg

 チノパンが遂に「シースルー化」し始めた。12年前に買ったJ.CREWのチノパン。ピーチ・スキンなところが気に入っていたけど、途中ウエスト・サイズとの折り合いがつかなくなり、長い間お蔵入りしていた。でも2年前ぐらいかな? 僕のウエストがズボンに歩み寄ったため復活。しかし、そのマイ・フェイヴァリット・チノクロス・パンツもそろそろ限界‥‥

 思えば僕のブログには時々「衣類がもう限界」というネタが登場する。例えば去年の4月8日の日記には、靴下・Tシャツ・チノパン、5月19日は靴下、11月23日には靴下・ブリーフが限界を迎えている。探せば他にも限界日記が見つかるかもしれない。つくづくセコい人間だな。

 ホントは他にいっぱい書きたい事があるんだ。アレもコレもと溜まりに溜まっている。でも書く時間がない。こういう状態になると必ず思い出すドラマがある。僕の好きな脚本家「山田太一」さんの「早春スケッチブック」という作品だ。僕は10代の頃、そのドラマにガツンと1発喰らってしまった。うろ覚えだが最も印象に残っているセリフにこんなものがある。

「欲しくてたまらないレコードがあったとする。でもお金がない。我慢する。また別のレコードが欲しくなる。また我慢する。これを繰り返していると“欲しい”という気持ちが圧縮されてパワーになって行く。すると、いざレコードを手にした時の1音1音への集中力が違って来るんだ。しかし、あまりに我慢を繰り返していると気付かぬうちに“欲しい”という情熱がどこかへ消えてしまうのさ。そしてお前はつまらん人間になっちまうんだ」

 という内容だったと思う。以来僕は折りに触れこの言葉を喉元に突きつけてきた。いかんいかん。時間がないなどと言いながらつい長文になってしまった。でも、つまらん人間にならぬよう、たまには自分の中の炎に油を注いでやらないとね。

コメント