ジャンプ&演歌

 どうしてオリンピックには「女子スキージャンプ」がないんだろう? 選手人口が少ないから? ま、そのうち競技種目に加わるだろうから、それはいいとして‥‥ずっと腑に落ちなかったのはジャンプ競技の勝敗が飛距離だけでは決まらない事だ。「より遠くに飛んだ者が勝ち」じゃダメなの? 姿勢が崩れたとか着地が奇麗に決まらなかったとか、そんなのどうでもいいじゃないか。たとえば大リーグにはメチャクチャなフォームでヒットをバンバン飛ばす選手がいくらでもいるじゃないか。「今のホームランはフォームが悪かったからノー・カウントね」って、そんな競技おもしろくないよ。

 もしフォームを云々(うんぬん)したいのならいっそ「スキージャンプ・フィギュア」という種目を作って、そこで競えばいいのだ。それこそ例の「スキージャンプ・ペア」というCG作品みたいに、2人で飛んでも良いし、やれ「体重が足りない」とか「身長が足りない」とか「服が大き過ぎる」とか言ってないで、いっそジュディ・オングみたいに羽を広げてグライダーみたいに飛んでも良いではないか。いやっ! もうこの際オリンピックの場で「鳥人間コンテスト」をやっても良いんじゃないか。と‥‥。

middle_1140085550.jpg

 話はガラッと変わります。iTunes Music Storeの「ミュージックビデオ」を散策していたら「演歌」というジャンルに1本だけエントリーがありました。歌川二三子の「Yumejinsei」という曲です。

 さっそく「PREVIEW」ボタンを押して観てみました。「まさに演歌!」という内容で、映像もどこかのローカルテレビ局が深夜枠に放送してる演歌番組の1コマのようです。目新しさは一切ございません‥‥がっ! それがiTMSのミュージックビデオ・カテゴリーの中にある。という事がおもしろいのです。しかも演歌部門ではこの1曲だけなんです。独占状態です。独走中です。今もっともトレンディーなインターネットの大海を演歌シンガーとしては彼女ただ1人が飛び魚のごとく泳いでいるのです。辛い事もあったでしょう。悲しみに泣き暮れ、お酒に沈んだ夜もあったでしょう。しかしその彼女が今、時代の最先端を突っ走っているのです。愉快じゃございませんか。いかがですか? このビデオは1曲300円でダウンロード可能となっておりますよ♪

コメント