トリノ!

 ついに開幕したねぇ。冬季オリンピック。僕なんかまるで「パブロフの犬」みたいに「白い斜面」が映るだけでウキウキしちゃうもんなぁ。やっぱり冬季オリンピックはヨーロッパがいいね。雰囲気がさ。いい感じだもん。おまけに今回はイタリアだよ。憧れの国イッターリア。デザインの国イッターリア。そりゃも~開会式ファンの僕としては手ぐすね引いて準備万端で、深夜4時からの中継に備えましたとも。放送前にはちゃんと3時間の仮眠までとったもんね。

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 僕が冬季オリンピックに興味を持ったのも、開会式ファンになったのも、1992年にフランスで行なわれた「アルベールビル冬季オリンピック」がきっかけだった。独自の美学に彩られたオトナな開会式だった。そして今回の開会式にもアルベールビルの影響を随所に発見できた。ただ、そこはイタリア。なんかねぇ、フランス以上にラテンな感じなんだね。フランスは耽美な美しさがあったんだけど、イタリアはねぇ‥‥言葉にするのが難しいなぁ‥‥まぁ↓の写真がすべてを物語ってるかな。

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 今回の開会式で最もインパクトのあったシーンはやっぱコレだよ! 式全体に「炎」のイメージが強かったんだけど、これはそれを強烈に象徴している。決して理屈っぽくなく、力強く、カラフルで、カッコ良くて、熱くて、クール! あぁイタリア人に生まれたかったなぁ‥‥。ま、僕的にはやっぱりアルベールビルの開会式の方が好きだけどさ(笑)

 しかし、ステージ上をフェラーリのF1カーが独特の金属的な爆音を響かせてギュインギュイン走り回ったのには驚いた。今回は工業の街トリノという事で随所に工業的なモチーフがちりばめられていたけど‥‥けどさぁ、トリノなのにフェラーリって‥‥う~ん。トリノはやっぱりフィアットでしょ! まるでホンダのお膝元の鈴鹿で行なわれた「鈴鹿オリンピック」にトヨタのクルマが登場したようなもんだもんなぁ‥‥まっ、しょーがないか。バルケッタが走るよりフォーミュラ・ワンの方がインパクトあるもんね。

 さぁ、競技の方も楽しみだ。ヨーロッパの、イタリアの、トリノの白い斜面を堪能させていただくとしよう♪

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