キンキン蝉

 久々に難聴ぎみ‥‥耳の中で「キンキン蝉」が鳴きっぱなし。ライヴに行ってきた。このblogにもコメントを寄せてくれた事のあるhisaくんがヴォーカルとギターをつとめる「クライフターン」というバンドのライヴ。hisaくんとは昨年5月、BASS NINJA殿のライヴを観に行った時に初めて会い、今日で2回目。ライヴが行なわれたのはMUJICAというライヴハウス。そう言えば‥‥「Are You Fredie ?」の記念すべき初日の日記にもこのライヴハウスに行った事を書いたんだ。あれは一昨年の6月だったから約1年半ぶりの場所だ。

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 今日のライヴは4つのバンドの対バンで、お目当てのクライフターンはトリ。最初のバンドで早くも耳をやられた。ライヴの音ってなんであんなにデカいの? バスドラの音が風圧となって体をドンドン叩いてくる。ミキシング・エンジニアの多くは難聴だ。という噂を聞いた事があるけど「噂ではなく事実だ」と確信したね。

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 ライヴを観に行くと僕はどうしてもついPA関係が気になってしまう。ミキサー卓を眺めているだけでウットリしちゃう。でもね。今日の僕を釘付けにしたのは昭明さんだった。照明用の卓はパッと見は音用のミキサー卓とソックリなんだけど、無数に並んでるスイッチをまるでキーボードで文章を打つようにリズミックに両手のすべての指を使って操作するお姉さん。カッコいい♪ おそらく初めて耳にするであろう曲に合わせて、ステージを光で演出して行く。もちろん曲のその先の展開を予測する能力も必要だから、普段からいろんな音楽をいっぱい聴いて音楽的勘を養う必要がある。音楽的センスと視覚的センスと想像力と瞬発力を問われる仕事だ。

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 さてさて肝心のクライフターンはと言うと、あらららら。それまで壁際族だったお客さん達がステージ前に移動。おっ、人気あるじゃん。メンバーはギター、ベース、ドラムに加えて女声ヴォーカル1人の計4人。彼女は歌の他にトランペットも披露。ライヴ後hisaくんに聞いたら、今回のライヴはクライフターンにとって4回目で、それまでは年1回のペースだったんだそうだ。他の3バンドには申し訳ないがハッキリ言ってクライフターンが1番良かったな。演奏技術が突出してるわけでも、ソング・ライティングにズバ抜けた個性があるわけでもなく、どちらかと言うとオーソドックスなんだけど、安心して観れるって言うか肩に力が入ってない。アットホームなお客さんに見守られてノビノビ演奏しているのがわかる。メンバー全員から「音楽が好きだ」っていうオーラがいっぱい出ておりましたぞ。

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