八方美人の苦悩

 僕は「八方美人」だと言われる事が多い。「そつが無い」と言われた事もある。ヒゲ君は「好き」と「嫌い」がハッキリしていない。だから君がどんな人間なのかがわからない。というような事を言われた事もある。それもかなり近しい何人かの人から。

 食べ物に対する好き嫌いと、人間に対する好き嫌いは似ている。という考え方もあるようだが「ヒゲ君は嫌いな食べ物あるの?」と聞かれるといつも「ううん ないよ」と答える。好きなのは鶏の唐揚げだけど、嫌いなものは特にない。

 ザックリ言えば、僕には嫌いなものもなければ、嫌いな人もいない。ネットで知り合った人も含めて僕の周りにいる人間は全員が同一平面上に存在している。上下左右の分類も一切なされていない。皆が等しい価値を持っている。それは一見良い事のように思われるかもしれないが、優先順位を決めなければならない局面と言うのは必ず何度か訪れる。そんな時、取捨選択のための独自の基準を持っていない僕の脳は、いとも簡単に処理能力の臨界点を超えてしまう。

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 なぜこんな事を書いたかと言うと、最近皆さんのblogやPodcastをちゃんと読んだり聴いたりできていない事が心に引っかかっているからだ。身の丈に合った生き方をしないと自らの首を絞める事になる。それは何となくわかっているつもりだけど、嫌いなものがない上に、好きなものに対してのインパクト・スピードが人並みはずれて速い。という僕の特性がどうやら足を引っ張っているようだ。

 今日の日記は、皆さんのblogなどにコメントを残せない事へのジレンマを滲ませた、ただの言い訳です(笑)

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