方言は懲り懲りです

 皆さんはどんなWebブラウザをお使いですか? やっぱり「Internet Explorer(以後IE)」かな? 僕がインターネットを始めた頃はNetscapeが主流でした。やがて「IE」がそれに取って代わり、今でも圧倒的なシェアを誇ってます。ナゼか‥‥

最初からパソコンに入っているから

 僕は最近「Safari」というApple製のブラウザを使ってますが、それまでは「Netscape」「IE」「iCab」を併用してきました。どうして3つも使うかと言うと、Webサイトにはブラウザとの相性があるからです。あるサイトを開いた時、ブラウザAではレイアウトが崩れ、Bだと読み込まれず、Cだとちゃんと表示される。なんて事が結構あります。どうしてこんな事が起こるかと言うと、ブラウザによってサイトの解釈の仕方がマチマチだからです。

 特に最大勢力の「IE」は「オイドンにはオイドンの解釈の仕方があるとです。ブツブツ言わんとオイドンに着いて来んしゃい」と、標準語を無視して自身の方言を押し付ける事が多いです。サイトを作る側は「より多くの人に見ていただく」という命題を抱えていますから、渋々その方言に対応せざるを得ません。でもWebの世界には標準語が存在しているのです。もしも世の中のすべてのブラウザが独自の解釈を捨て、標準語に準拠してくれれば、Webデザイナーは余計な気と時間を使わずデザインに専念できるのです。もう方言に振り回されるのは懲り懲りです。

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 おそらくセキュリティー面への不安が主な理由だと思いますが、去年あたりから「Firefox」というブラウザが人気を集め「IE」のシェアを奪い始めました。「Firefox」は標準語を尊重するタイプのブラウザです。今まで様子を見ていた僕も今回のヴァージョン・アップで遂にデフォルト・ブラウザを「Safari」から「Firefox」へとスイッチしました。「Safari」に比べて操作性が抜群に優れているわけでも、G.U.I.(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)がすこぶる良いわけでもありませんが「標準語をキチンと解釈してくれているはずだ」という安心感があります。

「今使ってるブラウザに飽きた」「見たいサイトがどうしても開かない」などの不満をお持ちの方にはお薦めできるブラウザだと思います。もちろんWinのアナタもMacのアナタも無料でダウンロードできます。(ただ、残念ながらMac OS9以前には対応していません)

※「IE」からの乗り換え方法はコチラのページが参考になります。
※「Firefox」のダウンロードはコチラから。

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