めくるめく粥世界

 つくづく「食の嗜好(しこう)」というものは年齢とともに変わるものですなぁ。子供の頃には目もくれなかった赤飯を無性に欲するようになった。という話は以前にも書いたけど、実は赤飯同様、前はちっとも好きじゃなかったのに最近よく食べたくなる物がある。それは「お粥(おかゆ)」

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 お粥なんて病人の食べるもの。お腹の具合の悪い時に仕方なく食べるもの。という認識しかなかった自分を恥じ入りますな。以前、神戸の南京町だったか横浜の中華街だったかで中国風の粥を食べた時には「うまいっ!」と感じたけど、日本風のシンプルなお粥にはこれっぽっちも美味しさを感じる事ができないまま齢四十二(よわいしじゅうに)を迎えてしまった。しかーし。僕はやっと開眼したのであります。お粥はウマい!

 沢庵で良し。キムチで良し。梅干しで良し。佃煮で良し。卵焼きで良し。溶き卵を入れてもこれまた良し。嗚呼、素晴らしきかな粥ワールド♪ みなさんは何をお供にお粥を楽しんでおられますか?

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