890円で叶った夢

 土曜の今日は例によって実家に行って来たのだが、その実家で新聞の折り込みチラシを見ていて僕の目がキラリと輝いた。「なぬっ! めっちゃ安いやんかっ!」そこには『超特価! たこ焼き器 890円』の文字が‥‥。
 これは買うっきゃない! 僕は自宅でたこ焼きを作るのが長年の夢だった。そろそろうちのホットプレートもテフロンが剥がれてきて焦げ癖がついてきたし、次に買うときにはたこ焼き用のプレートのついてる物にしようか‥‥。と考えていたところだった。しかし、その手のホットプレートは1万円くらいしたりする。「う~ん、ちょっと高いなぁ」と躊躇(ちゅうちょ)していた矢先の“890円”。価格破壊バンザイ!である。

 幸いチラシのお店は実家からの帰り道の途中にある。迷わず直行。「おおぉぉ、あったあった」蛍光オレンジのボディーに半円形の窪みが18個。むふふっ♪ 買っちゃおーっと!
 もちろんスーパーにも寄って、たこ焼き粉と、タコ、キャベツを買って帰宅。自宅にあったネギ、揚げ玉、紅しょうが、卵、青のり、かつお節を並べて、早速たこ焼き大作戦の開始だ。

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 まずは窪みの半分ほどに、タコのタネ(たこ焼き粉と卵を水で溶いたもの)を流し入れ、具を放り込む。そして再びタコのタネをその上にかける。しばらくしたら竹串でひっくり返す。このひっくり返すのがたこ焼きの醍醐味だ。最初は「上手くできるだろうか?」と不安だったが、やってみると思ったより簡単に行った。うっひっひっひ♪ さぁ食べましょう‥‥。僕は甘辛のソースよりもアッサリ醤油味が好きなので、最初は醤油をかけ青のりとかつお節をかけて食べてみた。うーん 甘露甘露♪ 「でも生醤油ではちょっとストレートすぎるな」ダシ醤油のようなものを作っておいて“明石焼”のようにして食べた方がいいかも‥‥。たこ焼き18個をペロリと完食し、さぁもう一度焼きましょう。次はひっくり返す前に醤油を直接たこ焼き内部へと閉じこめる作戦をとってみた。ひっくり返すと醤油の焼ける香ばしい香りが鼻腔を直撃。「う~ん たまらんっ!」

 わずか890円でこれほどの満足感が得られたことに満足マンゾー!

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