FUJIFILM が X-T30 の3代目となるカメラと広角ズームレンズを発表した。ま、カメラの方は僕がどうしても好きになれないフィルム・シミュレーション・ダイヤルが採用されているので一旦置いといて、レンズの方は猛烈に気になった。
今回発表されたのは「フジノンレンズ XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」。XF ではなく廉価シリーズの XC だ。マウントもボディーもプラスティック製で価格が抑えられており、キットレンズとしてセット販売される予定もあるらしい。13-33mm ということは、換算 20-50mm 相当。
僕が使っている XF10-24mmF4 R OIS より広角側が弱いが、そのぶんディストーションの弊害が起こりにくく、特に初心者には扱い易いのではなかろうか。超広角レンズはどうしても周辺部分に歪みが出てしまうが、それは欠点とも言えるし、逆手にとれば面白い効果を生み出すこともできる。
たとえば上の写真は、周辺部分が引き延ばされて不自然な印象を与えてしまうが、2年前に渋谷の交差点で撮った下の写真は、遠近感が誇張された超広角ならではの味が出ていて個人的には気に入っている1枚だ。
ま、要はレンズの特性を知った上でそれを活かした使い方をすれば良いだけの話なのだが、時々うっかりしていて写真データをパソコンに取り込んだ後にギョッとすることがあるので、つい出来心というか気の迷いでその新しいレンズには目移りしてしまった。いかんいかん、まだまだ精進が足りませんな。


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